JAZZ WORLD「連載 アケタ放騒局」
布団のシミ抜きに最適なCD出るヨ!?

 また自己広告になってしまって申し訳ないのですが、5/14メタ花巻アケタ・レーベルより2CD発表するわけで、そのライナーが面白く(?)一部を見て下さい。『明田川荘之&布団/photonではなく布団・浴衣です!?』。この布団という変てこな名のグループ、宮野裕司(as)、林栄一(as)、大沢裕(tb)、関島岳郎(tuba)、中尾勘二(ds,cl)、から成る。元々、故・篠田昌巳(as)の名作編曲を再現してる林、関島、中尾のphotonというバンドに刺激を受け作ったのが、このフォトンならずフトン。フォトンとは光、慈悲というような意味でここでは″いつくしみ〃と捉えられており、新バンド・フトンではこのいつくしみを布団に居着くシミと捉えようとしている。僕以外のメンバーにはよくあてはまる。明田川&布団、&からあとが布団であるからして、僕以外でイイのだ。フォトンのこの3人がいつくしみ?ちょっと考えちゃう。このCDのライブ録音時、実際にステージに布団を用意(これホント!)、全員くるまって結束を高めようとしたのですが、林氏と宮野氏の喜びを隠せない興奮ぶりに怖くなって断念。この2人の僕への思いを争いにしたくないため、林氏を敷布団、宮野氏を掛布団にしようかと思って。何かワケわかんなくなってきた。何しろ自分で言うのも何ですが出色の出来で、りんご追分≠ヘ涙なしに聴けない!もう一つのCDはジャズではないのですが、オカリナ。“私達、これでもまだ60才代、オカリナ奏者”のキャッチコピー。驚異の老人力・女性7人組の平均年齢は60才代前半(72才を筆頭に)で、今や日本のトップ・オカリナ・グループ。その名は『帆足たか子&レ・ピポー(鳥笛)』。日本、世界の童謡から民謡まで29曲も入ってて、ジャズから津村和彦(g)と望月英明(b)が応援に参加。ほんとオカリナらしい素朴で心暖まる感動の世界!ここでライナーをのぞいてみよう。彼女達には老域に入ってからオカリナを始めた人もいるわけで、それなのになぜ皆名手に成り得たか?それはタイトルに見る通り鳥笛の専門家なのだ。ちなみにレ・ピポーとは仏語。そこで早速、彼女らの本拠地・アケタの店の前で鳥笛を吹いてもらったら、何とスズメが集まって来てしまった。凄い!今度は帆足さんが違う鳥笛を。したらうぐいすに一見似た色合いの鳥が。メンバーの一人猪口さんはニワトリを集めるのも上手いらしく、とてもおいしいとのこと。僕も借りて吹いてみたらカラスが襲いかかって来、津村が借りたらアホウ鳥が。望月氏は焼鳥が飛んで来た!…‥。鳥笛の専門家というのは冗談で、お許しを!何しろオカリナは鳥のさえづりに最も近く、鳥が一番反応を示す楽器というのが定義になっているのは事実!天使の響き、レ・ピポーに対して、私めはほんとトイレにピポー(大好きなTVCM)ですネ!?

〜天才アケタ〜 H12年 5月号