JAZZ WORLD「連載 アケタ放騒局」
ジャズはスィングせにゃ阿寒!?

僕とヨーロッパ楽旅ごいっしょしませんか?2ルートあって5/6からの6日間フィンランドと、5/29からの6日間オランダ・ベルギー。共に飛行機、ホテル、朝食、僕のライブ1回分等々付の19万円位から。詳しくは03-3396-1158までお気軽に。フィンランド はサウナもごいっしょに!頭から宣伝ですんません。最近は演奏旅行が多く1/26〜28は根室、釧路、阿寒町を釧路の親友・宮越勝弘氏をロードマネージャーに大雪の中ソロで回った。温泉も5カ所位入った。伝統の根室ホットジャズクラブ、釧路『ジスイズ』〜『ブックエンド』最高だった!釧路はまた6月にもお邪魔。そして阿寒町は『エルム』という歴史のあるジャズ喫茶。僕は2度め。1回めは近くのホールで『明田川荘之・黄金のピアノトリオ』というタイトルにメンバーは僕(p)林栄一(as)武田和命(ts)。ベース、ドラムでないのは一種の詐欺だ!そして今回。マスターは林栄一氏によく似ててジャズの暖かさがじわーっと来る。大雪の中お客は予定外に満杯となりライブは絶好調だった。ただ皆大酒飲み。2ステージめの頭にアローン・トゥゲザーをやった後1人のおじさんが「アケタさん次、エリーゼのために、やってくれる?」……。困ったもんだ。僕は「何バカな事言ってんだ!!」と一言。そしてオカリーナのイントロからピアノでマジック・アイというオリジナル曲へ。その途中またそのおじさんの声が聞こえてきた「アケタさん何怒ってんだろー?」したら隣にいた奥さん?か女の人が「あなたがエリーゼのためになんてリクエストするからよ。もっと違うクラシックの曲言えばやってくれたのに。」……。ダメだこりゃ。分析するに酔っ払ってることもあるが、地方ということで恐らくジャズ以外の客も多くジャズというジャンル設定もはっきりしてない。そして僕のアローン・トゥゲザーのピアノはバッハに近く、またオカリーナでこの夜も短いがクラシックももろやるわけで……等々では?それにつけても困ったもんだ。女の方の返答もバカバカしくそれも含め最高!根室、釧路も最高!温泉万歳!何であれお客がノってくれるのは有難い限りだ。ノるといえばこんな話も。ベース名手・望月英明氏もこの人にあこがれてベースを始めたという程の日本が誇る名ベーシストといえば稲葉国光氏。また望月氏は、大量の人がノりまくってたとえそれに流されずに自分の最高のものを出す稲葉氏の凄さを称える。つまり「稲葉国光、何人ノっても(スィングする)大丈夫!!」ということだ。何か物置の宣伝みたいだ。「イナバ物置100人乗っても大丈夫!」稲葉氏も実際に体に沢山の人が乗っても大丈夫かもしれない?何しろ僕も1度巨人とのお手合せが夢!それにつけても阿寒は阿寒湖だけに悪かん子ちゃんだ!!

〜天才アケタ〜