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『ア・デイ・イン・アケタ』 '94年作品
●AKETA'S DISK AD-39CD
"a day in AKETA" \2,920+tax

 

松風鉱一(as,ts,fl)、水谷浩章(el-b)、小山彰太(ds)

 日本が生んだ偉大なスタイリスト松風のリーダー作
 充実のピアノレス・トリオ演奏がすばらしい!

 93年、94年のアケタの店でのライヴを収録している。力強さの中に繊細な表現力を見せつける“松風節”が全編に渡り展開される。ドラムスの小山彰太、ベースの水谷浩章のプレイも見逃せないものがあり、ピアノレス・トリオ・ジャズ演奏の真髄が聴ける、日本ジャズ・シーンを代表する名盤だ。
 ゾウさんが入っているだけにゾウっとする程、松風は現在日本一といえる。日本一と思っている親派は多いはず。特に僕は松風バンドに長くいたので原因がよくわかる。お互いドルフィーにめざめたこともあるだろうが、例えば洋音楽の究極がクロマティックであるとすればそれを自分の中に根付かせるなどなど歴史的語法またその発展型の地球万民の心を真に動かす語法、一見観念的書き方になってしまい嫌われそうだが、松風はそこへと足を踏み入れはじめている。僕の探索していることもこれ。 ―中略― 松風は日本で唯一ともいうべきこの歴史的究極に足を踏み入れており、日本一なのだ。今、松風はゾウさんだけにマジにCDを増産しなくてはいけない!

‥‥‥‥明田川荘之(ライナーノーツより)
 
 最初に会ったのが松風が2枚目のレコーディングをしていたときかな。確か立川かどこかのホールを借りてやってたんだけど、そのときのメンバーが松風鉱一、大徳俊幸、川端民生、古澤良治郎。今から考えれば我らが渋谷毅オーケストラのメンバー3人(ぼくを入れれば4人)がそこにいたのだから、不思議といえば不思議、これも何かの縁なんでしょう。実はその前日、川端の家に泊まっていて「明日レコーディングだけど一緒に行かない?」なんて誘いにのってふらふらと行ったのが真相で、そのせいか松風の音楽は難解で、それがなんだか気持ちよくて、美しく聴こえてきて、そのとき将来一緒にやるようになると思ったかどうか。とにかく一緒にやるようになってもう10年、今でも彼の音楽は難解であり、美しく聴こえるんですね。いつもそう聴こえてくる松風の音楽というのはそれだけ価値があるといっていいわけです。
‥‥‥‥渋谷毅(ライナーノーツより)

ジャケットの版画は松風氏の母君、故・松風たかさんの作品で、CD表面にも彼女の写真が刷られている。残念ながらこの録音の直後1994年8月、ガンのため亡くなられてしまった。心からご冥福をお祈り申し上げます。このCDからは松風氏の母君への思い入れがよく伝わってくるし、全体に神秘的で神々しい輝きさえ感じられる


曲目

1.ブロークン・チャイナ・ブルース
2.サード・グラウンダー
3.ツーリング
4.ホワット・マサ・イズ……シー・イズ・アウト・テュ・ランチ
5.ゾウさん(団伊久磨)
6.イメージス・イン・アローン
7.ディ・オリジナル・ビル
8.エイジアン・ウォーク

録音
1993年11月1日、1994年1月11日、6月29日
アケタの店にてライヴ収録


演奏者プロフィール

松風鉱一,sax:昭和23年8月6日、静岡市生まれ。国立音楽大学器楽科卒業。石渡悠史に師事。大学3年の頃津田俊司〜松風4でプロ活動を開始する。その後明田川荘之G、生活向上委員会、森山威男G、富樫雅彦オーケストラ、渋谷毅オーケストラなどで活躍。アルトの他、個性豊かなマルチ・リード奏者として、またE.ドルフィーにも通じる作曲法で独自の世界を築き、貴重な存在となっている。
リーダー作:『アット・ザ・ルーム427』(AKETA'S DISK)
      『グッド・ネイチャー』(トリオ)
      『万華鏡』(off note) 他


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