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オカリーナについてのQ&A!

Q:オカリーナは閉管楽器だそうですが閉管楽器って何ですか?

A:管楽器は大きく分けると開管楽器と閉管楽器に分かれます。開管楽器とは簡単に言うと例外もありますがラッパ口(音の出口)のあるものです。木管楽器では縦笛やフルート、サックスなどほとんどの楽器が開管楽器です。オカリーナは閉管楽器のためラッパ口が有りません。これはビールビンや一升瓶を鳴らすのと同じです。オカリーナはラッパ口が無いため縦笛のような鋭い音ではなく閉管楽器独特のまろやかな音色が特徴です。その反面吹き込む息の強さで大きく音程が変わってしまいます。
オカリーナは閉管楽器のため、縦笛ほど音の立ち上がりが鋭くありません。ですから音の輪郭を出すためタンギング(舌つき)は欠かせません。

Q:タンギングをするとツバが入ってしまいます。正しいタンギングの方法を教えて下さい

A:タンギングは、まず、熱いスープを冷ます時のような感じで細くスピードのある息を吹き込みます。この時tu tu tu(トゥトゥトゥ)と発音する感じで舌先を軽く上の歯茎にあてておこなうのがタンギングです。吹き込む息をじゃましない軽やかな舌先の動きが必要になります。タンギングをするとツバが入ってしまうとのことですが、原因はベッコのくわえかたが悪い(浅すぎたり深すぎたりしている)場合や、ベッコの角度が下に向き過ぎている場合、また姿勢が前かがみになっている場合、舌先の動きが強すぎて乱暴になっている場合などが考えられます。まず背筋を伸ばして練習しましょう。また、飲食をしながらの演奏は控えましょう。特にコーラ等の糖分の入っているものはウインドウェイに汚れが付着しやすくなるので厳禁です。納豆、梅干し等は言うまでもありません。

Q:どの位の息の強さで吹けばいいのですか

A:吹き込む息の強さはタンギングと共にオカリーナ演奏の大変重要な基本です。
息の強さの目安は‘春の小川’や‘峠の我が家’が4小節ごとの息つぎで吹ける位の強さです。息がどうしても4小節もたない場合は息が強すぎるということになります。 オカリーナ演奏では過度に強く吹く必要はありません。‘一定の息を優しく吹き込む’これがコツです。

Q:高いほうのレ・ミ・ファがかすれてしまうのですが

A:まず背筋を伸ばしてオカリーナを構えて下さい。高音域の演奏は楽器の支え方(ホールド)が重要になりなす。楽器がきちんとホールドされていないとベッコの角度が安定せず音が出にくくなります。もう一度ホールドとベッコのくわえ方を確認して下さい。次に重要なのはオカリーナに吹き込む息の強さ(息圧)です。高音域だからといって過度に強く吹く必要はありませんが弱すぎても音になりません。‘一定の息を優しく吹き込む’これがコツです。そして音の出だしには必ず基本中の基本であるタンギング(tu tu tu と発音する舌使い)をします。このホールド・ベッコのくわえ方・息圧・タンギングのどれか一つでも上手く行かないと音のかすれの原因となります。背筋を伸ばして練習しましょう。

A:メロディーを演奏している時に高音部のミ・ファが出にくくなるのは高音部でのオカリーナの支え方が安定せず、また姿勢が前かがみになったりオカリーナの角度が下がりすぎている場合が考えられます。まず背筋を伸ばして胸を張り顔をまっすぐ正面に向けてください。オカリーナの両端を左右の手のひらではさみ、顔とオカリーナの角度を直角の90度に保ち軽く息を吹き込んでみて下さい。最高音のファが出たでしょうか。出にくい場合は上下に少しずつオカリーナをずらしながら息の強さを加減して最高音のファの出やすい角度と息の強さを探ってください。高音部のメロディーを演奏する時にこの角度と息の強さ、そしてを背筋を伸ばした姿勢を保つことを心がけてみてください。

Q:息が苦しくなり途中でメロディーがとぎれてしまうのですが

A:オカリーナを強く吹き過ぎていませんか?まずオカリーナは横に置いて歌を歌ってみましょう。‘春の小川’を4小節ごとの息つぎで遅すぎないテンポで歌ってみて下さい。‘春の小川はさらさらいくよ’ここまでを一息。‘岸のすみれやれんげのはなに’ここまでを一息。最後までうたえましたか。4小節ごとの息つぎで歌えるようになったら横に置いておいたオカリーナを、背筋を伸ばして構えます。歌を歌った時とおなじ位の息の強さで優しくオカリーナを吹いてみましょう。少しづつメロディーが続くようになっていくと思います。

Q:ピアノやカラオケのCDよりも音程が低い様なのですが

A:音程が下がるとのことですが、原因は幾つか考えられます。ひとつはオカリーナに吹き込む息の強さ(息圧)です。息圧が弱すぎると音程は下がります。低音域でもある程度の息圧が必要です。また穴を塞いでいない指が穴に近すぎると音程は下がります。ベッコのくわえ方も原因になります。もう一度くわえ方を確認して下さい。オカリーナ演奏の基本であるタンギングがきちんとされていない場合も音程は下がります。タンギングはtu tu tu(トゥトゥトゥ)と発音する感じでタイやスラーの付いた音符以外の全ての音符に行います。

Q:8分音符の吹き方について教えて下さい

A:8分音符はオカリーナ演奏の基本であるタンギングをマスターして初めて快く聴こえるものです。タンギングは、まず、熱いスープを冷ます時のような感じで細くスピードのある息を吹き込みます。この時tu tu tu(トゥトゥトゥ)と発音する感じで舌先を軽く上の歯茎にあてておこなうのがタンギングです。吹き込む息をじゃましない軽やかな舌先の動きが必要になります。スラーが付いた場合はスラーの頭の音にだけタンギングをします。

Q:テヌートとスタッカートが上手に出来ないのですが

A:テヌートとスタッカートはオカリーナ演奏の基本であるタンギングをマスターして初めて快く聴こえるものです。タンギングは、まず、熱いスープを冷ます時のような感じで細くスピードのある息を吹き込みます。この時tu tu tu(トゥトゥトゥ)と発音する感じで舌先を軽く上の歯茎にあてておこなうのがタンギングです。吹き込む息をじゃましない軽やかな舌先の動きが必要になります。テヌートはその音符の長さいっぱいにのばします。スタッカートはその音符の長さより短くきります。

Q:オカリーナのウォーミングアップ方を教えて下さい

A:オカリーナには決まったウォーミングアップ方はありませんが、得意な曲や今練習中の曲などを普段よりテンポを落としゆっくりと演奏してみてはいかがでしょうか。
このときtu tu tu のタンギングやオカリーナに吹き込む息の強さや‘息漏れしない指使い’などの基本を自分でチェックするととても良いウォーミングアップになると思います。そのほか音階練習などもお薦めです。

Q:オカリーナを吹くには何か特別な呼吸法が必要なのでしょうか

A:オカリーナの呼吸法は腹式呼吸が基本ですが、管楽器(トランペット・クラリネット・フルートなど)を演奏するような大層な呼吸法は必要ありません。歌を歌う時と同じと思ってください。

Q:ブレスをするとメロディーが途切れてしまうのですが

A:休符でのブレスは問題ないのですが、休符のない場所でのブレスはできるだけ短い時間に速やかに行わなければなりません。即ちブレスをする前の音を出来るだけ長く延ばし速やかに息を吸うということです。できるだけ短い時間に速やかに息を吸う練習をしてください。

Q:曲を演奏する時どこで息継ぎをすれば良いのかわからないのですが

A:楽譜に息継ぎ(ブレス)の指示が無い場合は演奏者の自由ですが、文章の(、)や(。)と同じで息継ぎ(ブレス)の位置によりメロディーの解釈が大きく変わります。とんでもない所で息継ぎ(ブレス)をするとメロディーが台無しになってしまいます。どこでブレスをとるか自分なりにじっくりと曲を研究する必要があります。

Q:スタッカートやスラーを使って曲を演奏したいのですが

A:楽譜にスタッカートやスラーなどの指示のないものをどのように演奏するかは演奏者の自由です。ブレス(息継ぎ)も指定の無い楽譜では演奏者の自由です。
ただスタッカートやスラー、ブレスなどはメロディーを表現(演奏)する上でとても重要な要素となります。スタッカートやスラー、ブレスなどをどこに付けるかでメロディー表現が大きく変わります。演奏者の感性、歌心が問われます。
自分がこのメロディーをどのように演奏したいのかじっくりと考慮・研究することが大切です。

 

Q:ビブラートの練習はしたほうが良いでしょうか?

A:ビブラートをかける、かけないは演奏者の自由です。本人の好みの問題です。 私個人としてはオカリーナには過度のビブラートは似合わないと思います。 素朴にストレートに伸びている音にオカリーナの魅力を感じます。

Q:ビブラートのかけかたを教えて下さい

A:ビブラートは‘腹でかける’とか‘喉でかける’とか‘口でかける’という表現で言われています。オカリーナの場合‘口先でかける’という表現がピッタリ。
まず軽やかな優しい息使いで音を真っ直ぐに延ばします。次に延ばしている息を口先でかるく揺らしてみて下さい。ビブラートはかかったでしょうか?

Q:F調管のオカリーナを使っていますが絶対音感があるため譜面の音と実際に聞こえる音の違いに戸惑っているのですが

A:オカリーナはフルートなどに比べ音域が狭いため色んな調のオカリーナでそれを補ってます。調が変わるとオカリーナの大きさも変わるためオカリーナ教室などでは子供から大人まで指が押さえられるT-2FというF調管を使っております。絶対音感をお持ちの方にはF調管でのオカリーナ教室は戸惑うことが多く大変なことと思います。オカリーナの指使いに慣れるためC調管を試されては如何でしょうか。運指に余裕ができればF調管でのオカリーナ教室も少し楽になると思います。

Q:自分の演奏が滑らかに聞こえないのですが

A:タンギングをしても音がポッポッと切れてしまうと滑らかに聞こえません。演奏が滑らかに聞こえるコツはタンギングをしても音が切れないように音符の長さを目一杯に保つことです。

Q:拍子(リズム)がうまくとれず困ってます。何かいい方法はありませんか

A:足でリズムを取っていると途中でずれてくる場合はまずオカリーナを置いて、手でイチ ニイ サン シィと拍子を取りながらメロディーをくちずさんでみて下さい。それでもずれてくる場合はずれなくなるまで何度も拍子を取りながらメロディーを歌ってください。次に足でイチ ニイ サン シィと拍子を取りながらメロディーをくちずさんでみて下さい。これが上手くできるようになったらさきほど置いたオカリーナをかまえます。足でイチ ニイ サン シィと拍子を取りながら、さあ演奏してみましょう。

Q:オーケストラの人々は体のどこで拍子(リズム)をとっているのですか

A:オーケストラの人々が体のどこでリズムを取っているかは個人差があるので私には解りません。ただオーケストラの人々は指揮者のリズムに合わせていることは確かです。

Q:オカリーナのCDの様な音きれいな音が出ない

A:CDの録音はきちんとしたスタジオで録音・録画されたものです。また演奏者は一流の先生方です。とてもお上手です。使っているオカリーナも何本も持っている物の中から選んだ物を使っていると思われます。腕前・楽器・録音が違うのですからCDの様な音が出なくとも悲観することはありません。これからも練習を重ね上達していくと少しずつCDの様な演奏に近づいていくのではないでしょうか。それにはまず基本(タンギング・息圧・ホールド・ベッコのくわえ方・指使い)の習得が大切です。

Q:どうしたら心地よいオカリーナ演奏ができるようになりますか

A:心地よいオカリーナ演奏は‘基本の習得’から生まれます。基本とは‘滑らか’なタンギング、‘一定の息を優しく吹き込む’息圧、‘息漏れ’しないスムーズな指使い、楽器がぐらつかない高音域の支え方(ホールド)などです。どれか一つ欠けても心地よいオカリーナ演奏にはなりません。基本を一つ一つ習得することにより専門家の演奏に近づいて行くことと思います。

Q:アルコールの入った息で吹いてもオカリーナに影響はありませんか

A:酔ってオカリーナを演奏しても捕まることはありませんが、演奏がひどい場合は人の迷惑になります。酔ってオカリーナを扱うと壊す恐れがあります。オカリーナに与えるアルコールの影響は天才明田川荘之氏が只今研究中です。

Q:指に力が入ってうまく動かないのですが

A:最初のうちは必要以上に指に力が入ってしまいがちになります。まずはテンポを落とし、ゆっくりとしたテンポでしっかりとした指使いで練習して下さい。ゆっくりとしたテンポで出来るようになったら少しずつテンポを上げて行きましょう。どんなに難しい箇所でも少しずつ出来るようになります。練習を重ねて行くと次第に無駄な力も抜けて来ると思います。

Q:低いシやラが上手に押さえられない

A:低いシやラの押さえ方の練習方は、まずオカリーナを口から離し、低いシの指使いをしてみます。低いドの指使いから右手中指を前にずらし二つの穴を一緒に押さえます。次に自分の目できちんと穴が塞がっているか確認します。さあ息をそっと吹き込んでみましょう。低いシの音が出ないときは穴がきちんと塞がっていないことになります。もう一度オカリーナを口から離し目できちんと穴が塞がっているか確認しなおします。上手く音が出たときの指の型を覚えるようにして下さい。低いラの音は、低いシの指使いの型から右人差し指を少し前に伸ばし右人差し指の第二間接の腹で低いラの穴を、その先でファの穴を同時に押さえます。最初はなかなか指の型が決まらず力も入りすぎると思います。何度もくり返し練習するうちに次第に指の型が決まって来ると思います。

Q:私は左の小指が細く指が穴に入ってしまいます。どうしたらよいでしょうか

A:左の小指に一番小さいバンドエイドを巻いてみてはいかがでしょうか。予めハサミでテープの余計な部分を切り取りしっかりと巻いてください。最初のうちは必要以上に左の小指に力が入ってしまいがちになります。練習を重ねて行くと次第に無駄な力も抜けて楽に押さえる事が出来ると思います。

Q:私は入れ歯で指の関節も硬く肺活量もないのですがオカリーナを吹けるでしょうか

A:オカリーナ演奏は肺活量や歯並び・入れ歯などはあまり関係ありません。歌が唄える位の息で充分です。指使いもゆっくり・しっかり少しずつ覚えていくものです。最初のうちは必要以上に指に力が入ってしまいがちになります。練習を重ねて行くと次第に無駄な力も抜けて来ると思います。

Q:私は手の皮が厚く指も太く短いのですがいい音色がでますか

A:手の皮の厚さや指の太さや長さは直接オカリーナの音色には関係ありません。音色には関係してくるのは息漏れ(穴がきちんと塞がっていない)です。

Q:オカリーナにツバが入って困ってます

A:オカリーナにツバが入り込むのを防ぐには、ツバを入れないようにするしかありません。楽器を深くくわえすぎるとツバが入り込み易くなります。もう一度くわえ方をチェックして見て下さい。またうつむき過ぎてもツバが入り込み易くなります。背筋を伸ばして演奏しましょう。入り込んだツバは吹き口からこよりなどでそっと拭き取ることも出来ますがオカリーナを傷つけないよう注意して下さい。決して水洗いはしないように!

Q:オカリーナの手入れの仕方を教えて下さい

A-1:オカリーナの手入れの仕方はまず、吹いている途中や、吹き終わったすぐ後(まだ濡れている状態)乾いた布などで拭くように心がけましょう。すぐにケース等にしまわずに、しばらく乾燥させるようにします。楽器が乾いている状態では掃除機をかけて中のゴミを取ることが出来ます。オカリーナを吹いた後は、水で洗ったり、火気の近くに置くのは禁物です。表面の汚れをとりたい時は、かたくしぼった布で汚れを落とし、その後、乾いた布で拭いておきましょう。また、オカリーナは陶製ですから、硬い床などに落とすと割れてしまいます。心配ならばベッコの横についている針金の輪にひもなどを通して、首にかけて練習するとよいでしょう。

A-2:オカリーナはウインドウェイ(吹き口の中)に汚れ等が付着して、突然音が出にくくなる場合があります。その対処方として、使用済みのテレホンカードやポイントカード等を細く切り、ウインドウェイの両脇に入れて、中の汚れを取ることができます。但し必要以上に力を加えると、キズをつけてしまい音色が変化してしまうので、慎重に行うようにして下さい。

Q:オカリーナ演奏でハ長調やヘ長調やト長調に合う曲を教えて下さい

A:質問の意味が良くわかりませんが大抵の曲はオカリーナで演奏することが出来ます。例えば‘春の小川’はハ長調やヘ長調ではオカリーナで演奏することいは出来ますがト長調では上のソの音が出てくるのでオカリーナでの演奏は出来ません。オカリーナは音域が1オクターブ+6度しかないため演奏したい曲をオカリーナの音域(低いラ〜高いファ)の範囲に移調する必要があります。

Q:演奏したい曲の楽譜にオカリーナで出ない音域が書いてあるのですが

A:オカリーナは音域が1オクターブ+6度しかありませんが一般で歌われているポピュラーや歌謡曲はほとんどがこの音域(1オクターブ+6度)内です。オカリーナの音域(低いラ〜高いファ)の範囲に移調するとほとんどの曲が演奏できます。

Q:曲には決まった前奏があるのですか

A:ポピュラーや歌謡曲では前奏は作曲者ではなく編曲者が作ることが多いです。 一般的にはオリジナルレコーディングで使われた前奏がその曲の前奏と言われるものになります。レコーディングや編曲者によってはオリジナルレコーディングで使われた前奏を使用しない場合も多々あります。

Q:ピアノに伴奏してもらってオカリーナを演奏したいのですが

A:オカリーナT-2Fの譜面をピアノと一緒に演奏するときは、オカリーナT-2Fの譜面をピアニストに4度上げるか5度下げて移調して弾いてもらうと合わすことが出来ます。ピアノの譜面をオカリーナT-2Fとピアノで合奏するにはオカリーナ奏者がピアノの譜面を5度上げるか4度下げて演奏すると合わすことができます。オカリーナは音域が狭いためオカリーナの譜面をピアニストに移調してもらうほうが良いと思います。 C管のオカリーナ(T-1C、T-5C、S-5Cなど)では移調する必要はありません。

Q:アケタにはダブレットというオカリーナがあるそうですが

A:あいにくダブレットはもう製作されておりません。まぼろしの楽器となってしまいました。聞くところによると、高音部と低音部の2本のオカリーナをくっつけた楽器で音域はなんと2オクターブ半もあったそうです。

Q:いろんな調のオカリーナがありますがどういう時に使い分けるのですか

A:小さいオカリーナほど高い音が出て大きくなるに従い低い音が出ます。どの大きさのオカリーナも指使いはほとんど同じですが調が変わります。T-2Fで‘春の小川’(ミ・ソ・ラ・ソ・ミ・ソ・ド・ド)と吹くと譜面上ではハ調(C調)ですが実音(ピアノの鍵盤上)ではヘ調(F調)になってます。ですからピアノと同じ譜面で合奏したいのでハ調(C調)のオカリーナに、など調でオカリーナを選んだり、‘ちょうちょ’を吹く時は高い音の出る小さいオカリーナ、‘ぞうさん’を吹く時は低い音の出る大きなオカリーナ、などのように音域で選んだり、ご自分の気に入った使い分けでオカリーナ演奏を楽しんで下さい。

Q:オカリーナの穴と音にはどんな関係があるのですか

A:オカリーナは穴の大きさによって音程を調節しています。オカリーナは閉管楽器(ビール瓶をブゥーンと鳴らすのと同じ)なのでとても音程のバランスを保って製作するのが難しい楽器です。焼き上がってからも微妙な調整を行っております。

Q:オカリーナ演奏にはいろんな種類のオカリーナが必要ですか

A:自分の好きな曲はどのオカリーナでも演奏することが出来ます。あえて楽器を揃えなくともいまお持ちのオカリーナで充分です。でも一応アケタ・オカリーナのホームページやパンフレットなどもご覧になって下さい。

Q:オカリーナにはアルトとかソプラノとかあるのでしょうか

A:オカリーナは楽器の大きさで音域が決まります。大きくなるほど低い音域の楽器になり小さくなるほど高い音域の楽器になります。アケタ・オカリーナではソプラノとかアルトという名称では呼んでおりませんがソプラノやアルトやテノールやバスに当たるオカリーナを多機種製作しております。

Q:アケタ・オカリーナの種類を教えてください

A:アケタ・オカリーナにはC調管としてT-1C・T-5C・S-5C・T-12C、F調管としてT-2F・T-10F、G調管としてT-3G・T-9Gなどがあります。 曲によっての使い方はあなたの自由です。いまF調管のT-2Fをお持ちの方はC調管はいかがでしょう。鳥のさえずりにも似た高い音のT-1CやT-2Fよりも低い音域のT-5C・S-5Cなどがお薦めです。また済んだ音色のG調管T-3Gも好評です。 実際に吹いてみるのが一番良いのですが‥‥楽器店に品物が無い場合は取り寄せて貰って下さい。アケタオカリーナはプリマ楽器がすべての器種を販売しております。お近くの楽器店を通してプリマ楽器に注文して下さい。

Q:アケタ・オカリーナのC調管の種類は?

A:アケタ・オカリーナにはC調管としてT-1C・T-5C・S-5C・T-12Cがあります。鳥のさえずりにも似た高い音のT-1CやT-2Fよりも低い音域のT-5C・S-5Cなどがお薦めです。オカリーナは一本一本個性がありますので実際に吹いてみるのが一番良いのですが‥‥お近くのオカリーナを扱っている大きな楽器店もしくはデパートの楽器売場などで試奏されてみては如何でしょう。

Q:塗装がはがれてしまったのですが

A:塗装がはがれた時は透明もしくははがれた色のマニキュアを薄く塗って下さい。

Q:ある日突然オカリーナの音が出なくなってしまいました。どうしたらよいでしょうか

A:‘音の出る穴’を上に向け明るい所でベッコの中を覗いて見て下さい。トンネルの中に何かがつまっている場合音が出なくなります。ベッコの部分はとてもデリケートな部分です。自分でつまっている物を取り除く自信のある方は、使用済みのテレフォンカードを3mmぐらいの幅で細長く切った物をそっとトンネルの中に通してみて下さい。この部分はオカリーナの命です。傷つけないように充分注意してください。但しこの作業は楽器を壊してしまうおそれがあるので素人にはあまりお薦め出来ません。

Q:横浜にオカリーナ教室はありますか

A:横浜にはオカリーナ教室か多数あるそうですがこちらでは把握しておりません。大きな楽器店(ヤマハ・山野楽器など)にお尋ねになられてはいかがでしょう。

Q:いずれオカリーナ教室を開設したいと思ってますが、アドバイスを。

A:趣味でオカリーナを楽しむのとオカリーナを教えるのでは全く立場が違います。 よくフルートやリコーダの音楽家がオカリーナを教えるのですが、ほとんどの人が自分の専門の楽器の奏法で教えてしまってます。‘たかがオカリーナ、されどオカリーナ’オカリーナにはオカリーナなりの基本奏法があります。この基本奏法をマスターしていないオカリーナ教室の先生が山ほどおり我流や間違った奏法で教室を開いております。オカリーナ教室を始めるにはまず基本奏法の習得とある程度の楽曲の習得が必要になります。

Q:私は楽譜が読めません。どうしたら良いでしょうか

A:楽譜の読み方が解らないという方はお近くのピアノの先生などにお尋ね下さい。 独学を希望のかたは、オカリーナ用の楽譜で、楽譜の読み方が説明してあって、模範演奏のCDが付いていて、あなたの知っている曲が入っていて、五線の下にドレミが振ってあるものを探してみてはいかがでしょうか。楽譜には‘音の高さ’と‘音の長さ’によってメロディーが表されています。音符の玉の位置が‘音の高さ’で音符のヒゲの形と玉の形が‘音の長さ’です。五線の下に振られたドレミで‘音の高さ’がわかります。次に‘音の長さ’ですが、楽譜を見ながら拍子をとってCDの模範演奏を何度も聴いてみて下さい。模範演奏と一緒にメロディーを歌ってみて模範演奏とずれなくなれば‘音の長さ’も大丈夫。

Q:いろいろな刻印がされた昔のマエストロという器種について教えて下さい

A:ご指摘のように、Prima maestro(マエストロ)は、以前存在していたアケタ製の楽器です。なぜそのような名前が付けられたのか、はっきりとしたことは解らないのですが、ひとつにはドイツ語やフランス語、イタリア語等の言葉の‘響き’に、魅力を感じていた部分もあるようです。近年になって、新しい形状のオカリーナの製作にともない、マエストロ(巨匠、先生)や、それらに似た言葉(maesta マエースタ=威厳、maestoso マエストーソ=威厳に満ちた、estro エストロ=音楽的インスピレーション、イタリア語)の意味が、あまりにも仰々しいということもあり、細かな変遷もあるのですが、一時 Prima AKETAとなり、現在では AKETAだけの刻印がおされています。尚、現存している(2017年〜)「ニュー・マエストロ」「ニュー・マキシマール」は、往年の名器を元に作られている器種です。